色合いについて

深いガーネット色。やや熟成を感じる。

香りについて

ブラックチェリーのコンポートなどの赤黒系果実の熟した香りに、レーズンやドライフィグなどドライフルーツの香りがある。潅木やバター、モカやホワイトチョコなどの熟成由来の樽の香ばしさも感じられる。

味わいについて

フルボディの辛口。果実味に溶け込んだタンニンのおかげでコクを感じ、目が詰まった味わいを感じる。そこに完熟果実の風味と熟成由来の複雑さが上手く合わさっている。酸を基調とした綺麗な余韻に樽とタンニンからのコクが長く続く。

製法について

ステンレスタンクにて26℃で発酵を行い、浸漬は20日間行う。熟成は10,20,40hlのスラヴォニアンオークにて15ヶ月行う。

栽培方法について

標高50～250mに位置する複数の畑からのブレンド。土壌は粘土質で鉄が豊富であり、小石が見れる。樹齢は80年代に植樹をしたものから2002年の植樹のものを使用。植栽密度は3,750本/haから6,250本/haで、樹齢により異なる。サンジョヴェーゼは9月末に収穫し、カベルネは10月の初旬に収穫。