色合いについて

輝きのある紫がかったチェリーレッド。

香りについて

ラズベリーやサワーチェリーなどの果実の香りに、赤いバラの華やかな香りが広がる。クローヴなどのスパイスやなめし皮のようなニュアンス、わずかに土っぽさを感じさせる。

味わいについて

ラズベリーなどの凝縮感ある果実味が楽しめる。タンニンは果実味に溶け込み滑らかな口当たりで、こなれた酸と共にふくよかな印象を与えている。全体のバランスがよく、中盤から果実のまろやかな甘さと旨みがじわじわと口中に広がる。

製法について

伝統的な方法を用い、温度管理されたステンレス槽にて醸造を行う。8℃にて発酵前低温浸漬をした後、最高30℃で抽出を促しながら発酵させ、パンチングダウンやポンピングオーバーも日々行う。発酵後浸漬は25℃にて行い、試飲でタイミングを見極め移し替えた後、3週間落ち着かせる。ミディアムから強くトーストしたサントル、ヴォージュ、アリエ産のフレンチオーク樽にて10ヶ月熟成を行う。使用する樽は20％が新樽、38％が1回使用した樽、42％が2～5回使用したものを用いる。マロラクティック発酵は樽内で行われる。

栽培方法について

ボーヌの南側に位置する丘の頂上にある3つの区画から収穫したブドウを使用している。石灰岩に粘土が混ざった土壌。