BRAND STORYブランドストーリー

テーレンペリ

フィンランド/ラハティ

ブランド名

テーレンペリ

Teerenpeli

生産者名

テーレンペリ ブリュワリー&ディスティラリー

Teerenpeli Brewery & Distillery

フィンランドから、最高峰のシングル・モルトを

テーレンペリ蒸留所は、フィンランドの首都ヘルシンキより100km北上した先にあるラハティ市で、シングル・モルトウイスキーを生産する家族経営の蒸留所です。

氷河期に形成されたサルパウセルッカ山稜の地層を通った、最高純度の地下水。豊富な大麦の栽培。ゆるやかに寒暖差の変化する、フィンランドの四季がおりなす自然環境。ウイスキーをつくる最適な条件が揃っているにもかかわらず、フィンランドでは長らくウイスキーが造られていませんでした。

「フィンランドに由来する高品質の原材料から、新しく、感動的なフィニッシュ・ウイスキーを造りたい」という想いのもと2002年に蒸留所を立ち上げ、蒸留コンサルタントのウィリアム・マイクル氏の協力を得ながら、2008年、ついに蒸留所初のシングル・モルトTeerenpeli Single Malt 5 years oldがリリースされました。

翌年には6年熟成のシングル・モルトを、2015年にはフィンランド初となる10年熟成シングル・モルトをリリース。同年に新規蒸留施設をオープンし、さらなる増産体制を整えました。

次々に新しいウイスキーを発信し、着実に成長していくなか、2020年に国際的な評価を決定づける転機が訪れます。IWSC(インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション)2020での、ワールドワイド・ウイスキー・プロデューサー オブ・ザ・イヤーの受賞です。数々の名蒸留所を抑え、ワールドワイド・ウイスキーのカテゴリートップに輝いたことで、テーレンペリ蒸留所は新たなステージを迎えました。フィンランドのみならず北欧圏においても初となる快挙は、同圏を牽引する存在としての認知を広め、今後のさらなる躍進へと導いています。


POINT1
氷河期に形成された地層の地下水


テーレンペリ蒸留所の本拠地ラハティは、首都ヘルシンキから北東に100km進んだ先に位置する地方都市で、ユネスコにも登録された“サルパウセルッカ”ジオパークを有します。サルパウセルッカは、およそ12,000年前の氷河期に形成され、その地層に脈々と流れる地下水をウイスキーづくりに利用しています。天然のフィルターを通し、得られる水は高い純度を誇り、ウイスキーに清廉さ、クリーンな印象を与えてくれます。


POINT2
自然の寒暖差を利用した、コンテナ・エイジング


冬は氷点下の世界が拡がり、厳冬のイメージの強いフィンランド。ラハティも例外なく、冬はマイナス30℃を下回る日も。高緯度の寒冷な自然環境を活かすため、テーレンペリでは海上コンテナをリサイクルし、熟成の貯蔵庫として利用しています。フィンランドの四季を通して繰り広げられる寒暖差によって、庫内のウイスキー原酒はダイナミックに熟成変化を遂げながら時を重ねています。


POINT3
フィンランド産モルト


蒸留所と同市内にある(わずか数分!)老舗精麦業者、“viking malt”社の供給するフィンランド産モルトを使用※。夏の長い日照、白夜の影響を受けた大麦は、フィンランドの自然環境を映し、唯一の味わいとなって、ウイスキーへと還元されます。

※ピーテッドモルトのみ、UK の“Castle Malting”社のものを使用。


POINT 4
多彩な受賞歴


2020年度のIWSC(インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション)では、台湾のカヴァランや、オーストラリアのラーク蒸留所を抑え、新世界のカテゴリーでベストプロデューサーを受賞。また、TWSC2022では、「KULO」が欧州シングルモルト部門のカテゴリーウィナーの銘柄として選ばれ、多彩な受賞歴は、ウイスキーの確かな品質を裏打ちしています。

ブランドデータ

生産地住所

Teerenpeli Brewery & Distillery Liimaajankatu 5,15520 Lahti FINLAND

代表者名

Anssi Pyysing

ワインメーカー

コンサルタント

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