BRAND STORYブランドストーリー

コノスル

チリ/チリ全域

ブランド名

コノスル

Cono Sur

生産者名

ヴィーニャ・コノスル

Vina Cono Sur

常に時代を先取りする、「イノベーティブ」な生産者

コノスルは、南米で革新的なワインをつくり、世界に向けてニューワールドワインの魅力を発信していこうというヴィジョンを掲げ、1993年に設立されたワイナリーです。コノスルとは「南向きの円錐 (Southern Corn)」という意味で 、南向きの円錐の形をした南米大陸を表しています。


家系図を持つような伝統もない
埃を被ったヴィンテージボトルもない
あるのは品質の高いワインのみ


をモットーに、コノスルは設立直後から革新的なアイディアを次々と実践してきました。イノベーションを常に追い求める姿勢は、時代に先駆けて行われてきた「スクリューキャップの導入」「沿岸の冷涼産地への進出」「サステナブル農法」など、数々の取り組みに表れています。

リーズナブルな価格で高品質&高コストパフォーマンスのコノスルワインは、各種コンクール等の賞やワイン誌での高い評価を国内外で獲得しており、農夫達のハードワークと有機栽培畑のシンボルである「自転車」ラベルで親しまれています。

ラインナップは、手頃な価格で十分な飲みごたえが得られる「ビシクレタ・レゼルバ」シリーズ、有機栽培葡萄を使用した「オーガニック」シリーズ、葡萄畑の生態系の豊かさを表現した「グリーンソサエティ」シリーズ、溌剌とした味わいの「スパークリング」、品種の個性を最大限に表現した「シングルヴィンヤード」シリーズ、特に条件の良い畑の葡萄を使用した「20樽限定」という名の最高級シリーズ「20バレル」シリーズ、ピノ・ノワールの最高級品「オシオ」、フラッグシップ・カベルネ・ソーヴィニヨン「シレンシオ」。

2024年には、今後のワインの飲み手となる新しい世代(=Z世代)を主なターゲットにした”飲みやすい”味わいのブレンドワイン「ビシクレタ レッド ブレンド #1」が新たに加わりました。


ラベルに描かれた自転車の意味

「ビシクレタ・レゼルバ」と「オーガニック」のラベルに描かれている「自転車」は、コノスルのシンボル。

自転車は、コノスルで働く従業員たちが広い葡萄畑の中を動き回るときの移動手段です。葡萄畑のある村に住んでいる従業員たちは、毎日自転車でコノスルに通い、そのまま広大な葡萄畑へとペダルをこいでいきます。

その自転車がコノスルのラベルに登場したのは、2003年に初めてオーガニックワインを生産した時でした。自転車で畑を駆け巡り、畑仕事を献身的にこなす従業員たちへの尊敬の念と、温室効果ガスを排出しないエコ・フレンドリーな乗り物であることから、コノスルのサステナブルな取り組みの象徴として自転車がラベルに描かれました。

自転車は、コノスルの葡萄栽培の基本である「自然の“サイクル”を尊重する」というコンセプトも表しています。コノスルの畑にはガチョウや羊などの動物、蜜蜂や蝶などの昆虫、ハーブなどの様々な植物が存在し、生態系が健康な状態で維持され、自然のサイクルに良い影響をもたらしています。


ガチョウも葡萄づくりをお手伝い

環境


コノスルは、1998年からサステナブル(持続可能)農法を実施しています。

サステナブル農法は、肥料や、害虫・病害・雑草の駆除において、自然でないものを可能な限り避ける農法です。そのため、コノスルの畑にはガチョウや羊などの動物、蜜蜂や蝶などの昆虫、ハーブなどの様々な植物が存在し、葡萄の栽培を助けてくれています。

コノスルは、葡萄畑に多様な生物や植物が共生することで生態系がより健康な状態で維持され、葡萄の生育に良い影響をもたらすと考えています。葡萄畑では、生態系を健康に維持するためのさまざまな手法が実践されています。

コノスルの葡萄畑のうち、340ヘクタールは有機認証機関によってオーガニック畑に認定されています。「オーガニック」シリーズのワインは、オーガニック認定を受けた畑で栽培した葡萄を100%使用しています。

サステナブルな生産者

コノスルはサステナブルなワイン生産者として世界的に知られています。サステナブルへの取り組みは農法にとどまらず、太陽光発電による再生可能エネルギーの利用、温室効果ガスの排出量の管理、醸造所における節水など多岐にわたっています。また、B-Corp認証、ISO認証、カーボン・ニュートラル・デリバリー・ステータスなどいくつもの認証を取得し、グリーン・カンパニー・オブ・ザ・イヤーなどの環境に関するさまざまな賞も受賞しています。


B-Corp認証を取得


B-Corp認証を取得

「B‐Corp認証」とは、環境への影響、企業の透明性や社会的責任において厳しい条件をクリアした企業に与えられるもので、言わば環境や社会に対してより良い活動をしている企業へのお墨付きです。

再生可能エネルギーを使用

再生可能エネルギーを使用

太陽光発電で得た電力を、葡萄畑に撒く水を送り出すポンプの動力として使用しています。現在、ワイナリーの天井にソーラーパネルを設置する準備が進んでおり、完成すればワイナリーで使用する電力のほとんどをこの太陽光発電でまかなうことが出来るようになります。



CO2排出量を管理


CO2排出量を管理

2007年、ワイナリーとしては世界で初めて「カーボン・ニュートラル・デリバリー・ステータス」を取得し、ワインを輸送する際に排出する温室効果ガスを実質「0」にしています。2009年からは、製造工程で排出する温室効果ガスも厳しく管理しています。


醸造所の節水を推進

醸造所の節水を推進

醸造所における水の使用量を27%削減しています(2015年度比)。



ピノ・ノワールとの“深い縁”

ピノ・ノワール プロジェクト

(コンサルタントを務めるマルタン・プリウール)


コノスルのワイナリーがあるサンタ・エリサ葡萄園では、1968年にチリで初めて植えられたとされるピノ・ノワールが栽培されています。今日のコノスルとピノ・ノワールの深い縁は、コノスルが設立された1993年よりも以前から既に始まっていたのかもしれません。

そして、ブルゴーニュの銘醸「ドメーヌ・ジャック・プリウール」の当主マルタン・プリウール氏との出会いによって、コノスルのピノ・ノワールとの縁はより深まっていきます。「チリで最高のピノ・ノワールをつくりたい」というコノスルの熱意に共感したプリウール氏をコンサルタントとして迎え、1999年に「ピノ・ノワール プロジェクト」が発足します。

4年後の2003年、伝統国とニューワールドの個性が融合した、チリ初のウルトラ・プレミアム・ピノ・ノワール「オシオ」がリリースされました。オシオは世界各国の有名評価誌から高い評価を受け、その後もヴィンテージを重ねるごとに品質はさらに向上しています。

オシオの成功を受けて、2009年に醸造過程はオシオと同じままに大規模な生産を可能とするピノ・ノワール専用セラーが建設されました。2016年には世界最大のピノ・ノワールの生産者となり、チリのピノ・ノワール生産における第一人者としての地位を確かなものにしています。



ブランドデータ

生産地住所

Nueva Tajamar #481, Of. 2101 Piso 21 Torre Sur, Las Condes, Santiago

代表者名

Thomas Domeyko

ワインメーカー

Matías Ríos

コンサルタント

Martin Prieure (Domaine Jacques Prieur)

姉妹ブランド

ネブリナ